2005・12・18 38
先月から風邪で体調を崩して暫らく山には登っていなかったが、この日久しぶりに井原山に入った。
暫らく見ない内に山は紅葉から雪景色へと変わっていた‥と言うよりか凄まじいくらいの雪が積もっていた。
気合を入れてこの雪の中を登ることになった。
コースとタイム 10:23 きとく橋(登山口)〜10:58 アンの滝〜11:33 ベンチ設置場所(10分休憩)〜12:11 石灰岩の群落 〜12:51 山頂 13:00 〜14:17 下山 |
この週末は大雪注意報が出ていた。暫らく登っていないだけに何とか登れないものか‥と天気予報に釘付け!
そして日曜日の朝、回復の兆しが出てきたので登ることにした。
しかし、午後から晴れるとは言ったものの気温は低い。完全防寒着で登ることにした。
井原山自然歩道の登山口がある「きとく橋」付近は一部凍結していた。
この雪にも関わらず登山者のものであろう車が数台が既にとまっている。
最初はそんなに雪は多くなかったが、登るにつれ深くなってきた。
「アンの滝」手前の水場‥ここはおそらく源流から水を引いてきているのであろうが、その水道管が凍結しているみたいで
水が出ていなかった。
一方、「アンの滝」は流石に「難所ガ滝」みたいに凍ることはないが、滝の周辺はツララがいっぱい出来ていた。
雪で至る所に出来たトンネル。 | ツララがいっぱいのアンの滝 |
沢から離れ急登を登るころには雪も深くなってきた。しかも天気は怪しくなり吹雪いてきた。
途中のベンチ設置場所で休憩、暫らく様子を見るが山手はもの凄く吹雪いていて景色は真っ白!
「ちょっと‥やばいかな」このまま引き返そうかと暗示していたところに下から一組の登山者が上がってきたので、
アイゼンを装着してこの方達と一緒に登ることにした。
雪は膝の所までになる。横から吹雪いていて冷たい。足が奪われ中々進まない。
普段の倍ほどの時間を費やし、こんなに山頂が遠く感じられたのは初めてだ。
コース途中の石灰岩の群落では、普段濡れていたら滑りやすく慎重になる場所なのだが、
今日は大雪で凹凸がすっかり無くなって何てことなかった。
石灰岩の群落も雪で凹凸が無くなっていた。 | 雪!雪!雪の世界! |
やっとのことで縦走路に出る。
西の雷山まで伸びる縦走路には足跡が無く、流石にこの雪の中縦走した人は居ないみたいだ。
山頂広場は人は居なかった。凍るような風が吹いていてもの凄く寒い。
本日、年賀状用の写真を撮るつもりで来年の干支「犬の人形」を用意していたが、風でコロコロ転がる。
しかも手袋を外しての撮影は辛い。段々と指の感覚が無くなってくる‥限界!
プレートに2つ温度計が設置しているが何と気温はマイナス11℃を示しているではないか!(ホントかな?)
あまり長居は出来ず下山することにした。
凍ってます。 | 井原山山頂。寒いです。 |
下山する頃には少し晴れ間も出てくる。でも寒い。
持ってきたペットボトルのお茶は段々と凍ってきてシャーベット状になってくる。
しまいにはペットボトルの口が凍って飲めなくなってしまった。
約4時間の雪山体験。凄まじかったが久々の山は十分楽しむことが出来た。
左)井原山・雷山縦走路 右上) 山頂に設置されている 温度計は−11℃。 ホントかな? 右下) 年賀状用の写真を撮る つもりで持ってきたが‥ 風で「ボテッ」 |
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